HOME > シロアリ駆除の基礎知識 > セルフチェック2(自分で床下に入る時の注意点)
実際に自分で床下に潜ってシロアリの調査をしてみたい!!そんな方もいらっしゃるはずです。
とはいえ床下環境は危険がいっぱいですので、自分で調査される場合は以下の点を参考にして下さい。
床下は、家の中でも人が安全に移動できるようにはなっていません。釘が出ていたり、石が転がっていたり、場合によっては、ムカデなど昆虫類と出会うこともあり、また、匍匐(ほふく)前進で進むため容易に前進・後退が難しい場所です。
まずは、服装についてです。
シロアリは物に沿って動く性質があります。そのため床下から蟻道を伸ばす場合は、基礎の立ち上がり部分や束石周辺,配管周りを重点的に確認します。
また,土台と柱の接合部分などもシロアリが通りやすい部分になるので入念に調べます。お風呂場やトイレ、玄関周辺もよく被害が見つかる個所なので重点的に確認しましょう。
最近のシロアリは礼儀正しいので玄関からの侵入が多く見られます。
玄関や勝手口では、扉枠の根元が加害されていないか確認します。また、玄関上がり框と基礎との隙間も確認してください。特に扉枠が玄関タイルなどに埋め込まれている場合は注意が必要です。玄関ポーチ柱も同様で、タイルや土間に埋まっている場合は要注意です。
外周では、シロアリは基礎の側面に堂々と蟻道を上げることはほとんどありません。
理由はアリやクモなどの天敵が多いこと、雨や風の影響を受けることなどが挙げられます。
しかし、基礎の化粧モルタルにクラック(ひび割れ)がはいっていたり、浮き上がっていたりすると、その隙間や下をシロアリ侵入することがあるので、そういった部分を入念に調べます。
シロアリが侵入している場合は、蟻土などのかすかな兆候がみられるはずです。外部から内部へ続く給湯器などの配管にも注意が必要です。配管と基礎との隙間や、配管に断熱材が施されている場合はその内部をシロアリが通ることがあるので、こちらも蟻土などの兆候を探してください。
また、ウッドデッキのあるお宅では、ウッドデッキの足回りに蟻道が上がっていないか丁寧に確認しましょう。